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 5月28日【土】

市民栄誉賞を創設

岡崎・7月1日 100周年記念式典で8組表彰

岡崎市は27日、岡崎中央総合公園武道館で7月1日に開く「岡崎市制施行100周年記念式」の概要を発表した。市勢の発展に貢献した功労者顕彰・功績者表彰をはじめ、今年は各分野で市民に称賛された成果・成績を上げた人を表彰する「市民栄誉賞」を創設し、同市出身・ゆかりのスポーツ界と芸能界の8組を表彰する。(今井亮)

記念式は式典とアトラクションの2部構成。式典は「遥かなる100年」と題したオープニング映像を上映。市長の式辞などに続いて功労者顕彰・功績者表彰と市民栄誉賞表彰がある。100歳以上の市民を祝い、中学生が「岡崎こども100年宣言」を行う。

アトラクションでは、同市出身の指揮者や音楽家と小中学生の約260人で構成する「100周年記念祝祭演奏団」が「若き情熱と感動の調べ」と題した記念演奏会を披露。光ヶ丘女子高校ダンス部とキッズダンサーの約90人によるダンスパフォーマンスを経て、フィナーレとなる。

式典には県知事や親善都市・ゆかりのまちの首長、総代、一般参加者ら総勢約2700人が出席する見込み。

市民栄誉賞は、副市長や部長級ら34人でつくる審査会で表彰者を選出。今年表彰される8組は一部が記念式に出席し、賞状と盾が贈られる。来年以降、市出身・ゆかりの人で、五輪でメダルを獲得した場合などに、随時表彰していく。

市民栄誉賞に選ばれた8組は次の皆さん。

【スポーツ分野】

井上香織
ロンドン五輪バレーボール女子で銅メダルを獲得
木俣達彦
プロ野球ベストナインに5回選ばれ、オールスターゲームに8回出場した。中日ドラゴンズの選手時代を経て、指導者や評論家として活躍
中嶋悟
日本人初のF1ドライバーとして活躍。現役引退後も自身のレーシングチームで総監督を務める
徳永尚子
昭和40(1965)年のリュブリャナ世界卓球選手権女子シングルスで金メダルを獲得。同42年に日本スポーツ賞受賞

【芸能分野】

大野真澄
3人組音楽グループ「GARO」のメンバーとして昭和48年に第24回NHK紅白歌合戦に出場。解散後もソロ活動をはじめ、作家やプロデューサーとして活躍
岡村孝子
女性デュオ「あみん」のメンバーを経て、シンガーソングライターとして活躍。同57年と平成19年のNHK紅白歌合戦に出場
平泉成
幅広い演技力と独特の発声でジャンルを問わず、50年にわたって芸能界で活躍
狩人(兄・加藤久仁彦、弟・高道)
兄弟デュオを解散した後もコンサート活動などで活躍。昭和52年から2年連続でNHK紅白歌合戦に出場