東海愛知新聞バックナンバー

 4月20日【水】

経済効果は20億円超

家康公400年祭 記念誌を発行

岡崎市岡崎商工会議所は、岡崎、浜松、静岡の3市で展開された「家康公400年祭」(昨年1月1日〜12月31日)の記録誌を作った。また同市は家康公400年祭により、同市への観光客が前年同期比で約24万5000人増加し、約20億3,800万円の経済波及効果があったとする民間シンクタンクの算出結果を公表した。(今井亮)

記念誌は、同市で行われた40以上の家康公400年祭と関連行事を写真とレポートで記録。浜松市でのオープニングセレモニーや岡崎市でのエンディングセレモニー、3市合同の行事も掲載している。浜松、静岡両市でも独自の記念誌が作成されている。

A4判93ページのフルカラーの製本版を350部、簡易製本版を1500部発行。事業の一環で昨年開かれた岡崎城まつりで上映した映像などを収録したDVDを添付して、関係者や協賛者、市内の小中学校、高校、大学などに配布する。制作費は約500万円。

販売予定はないが、反響があれば、数量限定で簡易製本版の配布を検討する。記念誌は市のホームページで公開するほか、市役所西庁舎1階の市政情報コーナー、市立中央、額田両図書館、支所で閲覧できる。

経済波及効果の算出はJTB総研に委託。家康公400年祭期間中に岡崎公園内の観光施設、八丁味噌蔵、家康ゆかりの寺社仏閣やイベント・行事に訪れた県内外の来場者を集計した。

経済波及額の内訳は土産物、交通費、宿泊費、飲食費などで、増加した観光客のうち、市内の宿泊客数は2万2700人としている。