東海愛知新聞バックナンバー

 3月26日【土】

乙川の流れ感じて

きょうから「五万石舟」運航

岡崎市の中心部を流れる乙川の河川敷に昨年11月から整備されてきたスロープ状の船着場と船揚場が完成し25日、船揚場で「五万石舟」(観光舟)の進水式が行われた。きょう26日から4月10日まで、1日16便の観光舟が同川を運航する。(今井亮)

乙川リバーフロント地区整備計画の一環で、川に架かる潜水橋から吹矢橋までの河川敷に船着場5カ所と船揚場1カ所を整備。康生町の潜水橋付近と、名鉄東岡崎駅北側に位置する明大寺町の護岸にはスロープ状の船着場と船揚場を設け、残る船着場3カ所は護岸工事を必要としない簡易型になる。明大寺町の船着場は28日に完成する。船着場と船揚場の整備費は約1億3,000万円。

エンジンを搭載した定員15〜18人の観光舟は5艘あり、きょうから10日までは康生町の船着場を発着点に3艘が岡崎城近くの伊賀川から吹矢橋までの往復2.8キロを30分かけて遊覧する。乗舟料は大人1,000円、小学生以下700円。午前10時から午後4時まで30分置きに出航する。

観光舟は岡崎活性化本部と協力企業3社で運営し、冬を除く行楽シーズンに運航する。