東海愛知新聞バックナンバー

 2月23日【火】

納豆鑑評会で最優秀

岡崎の山下食品 極大粒「心和」

岡崎市暮戸町の山下食品(山下将生社長)の極大粒納豆「心和(こころなごみ)」がこのほど、宮城県気仙沼市で開かれた全国納豆鑑評会で最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞した。会社設立50周年の節目に花を添え、関係者の喜びもひとしおだ。(竹内雅紀)

全国納豆協同組合連合会主催の鑑評会には全国の納豆メーカーが粒の大きさや大豆の産地別の4部門に計194点を出品。見た目、香り、味・食感が審査され、20点が入賞した。受賞したことを包装に記載できる有効期限は5年間。

同社の「心和」は、北海道産大豆を使用し昨年4月に商品化。包装デザインは名古屋の専門学生が手掛けた。出品時は「室から出た時の大豆の香り、納豆菌の付き具合が良かった。気象条件や湿度、熟成期間がうまくマッチした」との手応えはあったが「まさか最優秀とは」と驚きを隠せなかった。過去に優秀賞は2度あったが、近年評価が高い東海地区勢の中で初の最優秀賞は自信につながったという。「大豆の軟らかさ、食べた時の甘みが山下食品の納豆の特徴。今後もこの伝統を守りながら、お手軽で味のいい商品を提供していきたい」と意気込む。

70グラム2パック入りで1,080円。関東、関西、東海地区の高島屋で販売しているほか、インターネットでも注文できる。問い合わせは、同社(31―2847)へ。