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 12月19日【土】

来月に工事着手

岡崎市 こども発達センター

岡崎市は来年1月、同市欠町の「福祉の村」で、平成29年4月1日の開所を目指す「こども発達センター」の建設に着工する。6日にPFI方式で整備、運営を発注している特別目的会社「岡崎ウェルフェアサポート」による安全祈願祭が行われる。(今井亮)

市障がい福祉課によると、施設は鉄筋コンクリート3階建て。延べ床面積は、着工する新築部分が約4000平方メートルで、現在の「友愛の家」を改修して31年2月に施設の一部とする既存部分を合わせると、約5400平方メートルになる。

施設は、「相談」「医療」「支援」の3センターによる複合施設。それぞれ専門・巡回相談、診療、リハビリテーションなどの役割を担う。

これにより、臨床心理士の相談、医師の診察、言語聴覚士のリハビリ、療育が一元化される。屋外の駐車場は車いす用の9台分を含む66台分。

一方、友愛の家は、こども発達センターの開所後に現在の若葉学園(市福祉事業団)の施設に移転し、30年4月1日の開所を予定している。新たな友愛の家は鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約2500平方メートル。施設内には地域活動支援センターと基幹相談支援センターが設けられる。

総事業費は約57億円。このうち、施設の設計・建設費に約28億6,000万円が投じられ、46年3月までの維持、管理、運営費に約28億5,000万円が充てられる。