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 11月18日【水】

教育文化賞決まる

岡崎21日 個人、団体4者を表彰

岡崎市の教育、文化振興に寄与した個人と団体に贈られる第43回「教育文化賞」(、市教育委員会、岡崎竜城ライオンズクラブ共催)の受賞者が決まった。今年は15人、32団体の推薦があり、それぞれ2者が選ばれた。

選ばれたのは個人が山田美代子さん(69)と今泉守代さん(77)、団体が秦梨小学校ピアチェボーレ。21日午後2時から、市総合学習センターで授賞式が開かれ、内田康宏市長から表彰状が贈られる。(今井亮)

受賞者の業績は次の通り。

【個人】

山田美代子さん
昭和59(1984)年から竜美丘小学校で読み聞かせのボランティア活動を始め、32年間継続。市内の小中学校に向けて活動の充実を図っている。また他のボランティア団体で代表を務め、市内の図書館事業の活性化に尽力。
今泉守代さん
北中学校の開校当初から27年間にわたり、毎週欠かさずにボランティアで学校の玄関に生け花を飾っている。平成6年の同校文化祭を契機に現在は葵、矢作、矢作北、竜南の各中学校で生け花を展示。一昨年に開校した翔南中学校では入学祝いとして、その場で生ける「生け込み」を贈った。

【団体】

秦梨小学校
平成20年から環境教育の一環で、学校林や学区内の森林の再生活動に取り組んでいる。活動の輪は保護者や地域住民にも広がり、河川の生物調査をはじめ、湧き水による池や米作りなどに発展。こうした活動が評価され、4年前には「日本生態系協会賞」を受賞、3年前には「全国学校の森・子どもサミット」の場で、活動を全国に発信した。
ピアチェボーレ
私立幼稚園母の会の有志4人が平成12年に結成した音楽訪問のボランティア団体。園児や児童向けのチャリティーコンサート、児童養護施設、特別養護老人ホームでの演奏会を開き、これまでに46カ所で160回演奏した。メンバーの入れ替わりを経て現在は6人で活動し、幅広い年齢層に生の演奏に触れる機会をつくっている。