東海愛知新聞バックナンバー

 10月29日【木】

ジャズ組曲を“奉納”

家康公四百年祭 守屋さんが岡崎で

ジャズピアニストの守屋純子さんが28日、岡崎市を訪れ、家康公四百年祭を連携する岡崎、浜松、静岡の3市をイメージしたジャズ組曲などを収録したCDアルバム「プレイ・フォー・ピース」を、徳川将軍家の菩提寺である大樹寺と、徳川家康が誕生した岡崎城がある岡崎公園に鎮座する龍城神社に奉納した。(今井亮)

CDの21日発売に合わせた市内の“奉納行脚”。龍城神社では「楽曲奉納」と題して、守屋さんが岡崎市をイメージして作曲した「三河武士魂」をキーボードで演奏。この後、岡崎城前広場でミニライブが開かれ、三河武士魂と静岡市をイメージした「久能山東照宮」を披露した。

守屋さんは「組曲は三河武士が家康にささげた熱い忠誠心、三方ヶ原の敗戦から立ち上がるさま、亡くなった家康が安置された久能山東照宮の厳かさをそれぞれ表現しました。私が抱いた家康像に対する『賛否両論』を楽しんでもらいたい」と話していた。

CDは、作曲した守屋さん率いる17人編成のビッグバンド「守屋純子オーケストラ」が、組曲を含めた全9曲を収録。CD販売店で購入できるほか、同公園内の売店でも販売が予定されている。税抜き2,320円。