東海愛知新聞バックナンバー

 7月16日【木】

りぶら、岡崎城に新設備

きょうからWi-Fi 18日から望遠スコープ

岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)と岡崎公園内の岡崎城に、利用者の要望を受けて、新たな設備が設けられた。りぶらでは新しく導入された飲料水の自動販売機3台にWi-Fi機能が付属され、来館者の端末による無料のインターネット通信が可能に。岡崎城5階の展望室には、固定式の望遠スコープが設置され、約3キロ離れた大樹寺の三門がより鮮明に見えるようになる。(今井亮)

りぶらでは1、2階の自動販売機の更新と3階の新設に伴い、1階の自動販売機を基地局に、2、3階の自動販売機に電波の中継機能を持たせた。各階は「Wi-Fiスポット」となる自動販売機が目視できる範囲でスマートフォン、パソコン、タブレット端末からインターネットが利用できる。接続は1日最大60分(15分4回)で、利用開始はきょう16日から。業者の費用負担による整備のため公費負担はない。

一方、岡崎城の望遠スコープは、野鳥観察に用いられる25〜60倍の倍率機能を持った単眼の「フィールドスコープ」に、固定台を付けた特注品。肉眼での眺望や周囲に建ち並ぶ建造物で判別が困難だった三門の位置が、固定台で方角に迷うことなく確認できる。設置費用は約130万円。18日から利用できる。

展望室には中学生以上200円、5歳以上100円の入館料が必要。開館時間は午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)。