東海愛知新聞バックナンバー

 3月11日【水】
岡崎 YAMASA言語文化学院

川柳コンテスト

日本語学校の外国人学生

岡崎市羽根町の日本語学校YAMASA言語文化学院でこのほど、恒例の「学内川柳コンテスト」が行われ、同校で日本語を学ぶ30カ国の学生約100人が、日本の生活で感じたことや思い出などを五・七・五で表現した。今年は、YAMASAの近くにある暮らしの杜センターで初の学外作品展も開いている。14日まで。(大山智也)

■金賞2人は台湾出身

YAMASAでは毎年、学生が日々の学習成果を披露する場として、川柳コンテストを開催している。今年は約100点が出品され、その中から学生の間で評価が高かった30点を選び、2月23〜27日に学内や会員制交流サイト「フェイスブック」で公開。学生や職員、来校者、ウェブサイトの閲覧者から投票を募り、入賞者を決定した。

金賞を受賞したのは、いずれも台湾出身の2人。「寂しさが落ち葉のように積もり行く」と詠んだ游舒晴さん(27)は「恋や愛をテーマに考えました。『1位になりたい』と強く願って書いた作品が、こうして賞に選ばれたので本当にうれしいです」。「僕の猫思い出した国帰ろう」と表した周長鴻さん(25)は「ほかの人よりも知っている言葉が少ないので、逆に迷わずに言葉が選べました。入賞する自信はありましたが、金賞に選ばれたと聞いてびっくりしました」と話した。