東海愛知新聞バックナンバー

 3月7日【土】
まちづくり岡崎

空き店舗 紹介します

出店支援の情報サイト開設

商業者支援事業を手掛ける「まちづくり岡崎」(松井洋一郎社長)は、岡崎市中心街の空き店舗情報を一元管理し、出店希望者とのマッチングを行う情報サイト「岡崎城下空き店舗ギャラリー」(http://kosei-tenpo.com/)を開設した。出店希望者や地元商店主と一丸となり、活気創出につなげていく。(大山智也)

同サイトの情報エリアは康生地区周辺。前テナントの詳細や室内の平面図をはじめ、賃料、管理費といった具体的な金額、シェアの可否や駐車場の有無など、出店希望者が気になる情報を公開している。6日現在で9件の情報を掲載しており、今後は空き店舗のオーナーと交渉しながら、順次情報を追加するという。

また、出店までのサポート体制も掲載。地元業者で構成された改修施工チームの紹介、店舗周辺の顧客見込みといった情報や宣伝・集客ノウハウの伝授、地元商店主との橋渡しなど、コンサルティングも請け負う。

問い合わせはまちづくり岡崎(23―76666)へ。

目標は「岡崎一」のから揚げ店

マッチング事例第1号となる「暴れん坊唐揚げ」代表の射り口和八さん(41)が5日、出店予定地の康生通2にある空き店舗で施工チームと顔合わせをした。

射り口さんは飲食店やスーパーなどで働く傍ら、5年前から西三河を中心に移動販売や屋台などで三河鶏のから揚げを販売していた。「以前から自分の店を持つことが夢でしたが、なかなか踏み出せませんでした」と当時を振り返る。そんな中、岡崎商工会議所からまちづくり岡崎の開業者支援事業を紹介してもらった。

この日は店舗の内装について施工チームと打ち合わせ。思い描く店舗像、キッチンなどの配置について大まかなイメージを伝えた。今後は5月1日の開店を目標に、メニュー構成の決定、頒布するチラシの用意、地元商店主との顔合わせや試食会の開催など、まちづくり岡崎と二人三脚で準備を進める。

「まずは岡崎でナンバーワンのから揚げ屋になるのが目標。商店街の一員として地元の皆さんと協力しながら、名古屋の大須商店街に勝てるような活気ある商店街づくりに尽力したいと思います」と話した。