東海愛知新聞バックナンバー

 12月28日【日】

迎春準備整う

岡崎・幸田の社寺

平成26年も残り4日。岡崎市、幸田町の社寺では新年の初詣客を受け入れる態勢が整いつつある。来年の干支「未」にちなんだ縁起物や甘酒などを用意し、27年の幕開けを待っている。主な社寺の年末年始の予定を五十音順で紹介する。(竹内雅紀)

伊賀八幡宮(伊賀町、斎藤徳蔵宮司)
松平、徳川家の氏神。31日午前10時から年越しの大祓いがあり、日没後から本殿がライトアップされる。年が明けると破魔矢や熊手、絵馬などの販売が始まり、甘酒の振る舞いも行われる。1日午前9時からは歳旦祭がある。大寒の20日は恒例の武者的神事。
一畑山薬師寺(藤川町、大峠泰信管長)
年越し30分前から除夜の鐘突き。元日午前0時より特別祈祷が始まる。良縁成就を願う独身者先着1500人にはシジミの貝守りがプレゼントされる。同7時ごろからは境内の牛乗山から初日の出を拝めるチャンス。5日には巨大な鏡餅が切られ、配られる。
岩津天満宮(岩津町、服部憲明宮司)
学問の神様・菅原道真を祭る。大みそか午後11時からは除夜祭、1時間後には初祈祷がある。歳旦祭は午前8時からで夜には甘酒が振る舞われる。受験生が集う進学祈願大祭は4、10〜12、17、18日。15日には厄よけ大祭が行われる。
宇頭山観音寺(宇頭町、澤親徳執事長)
県内唯一の京都・東寺の末寺。本堂内には多くの鏡餅が供えられている。元日午前0時からの法要の後に法話、甘酒の接待がある。また、初祈願者先着300組には開運招福のしゃもじが配られる。
岡崎天満宮(中町、伊奈徹宮司)
学問の守り神として学業成就や病気平癒などを願う人でにぎわう。大みそか午後10時から大祓式と除夜祭。新年になると甘酒の接待が始まり、終了後に厄除け祈願祭。元旦祭は午前9時から。25日には初天神祭がある。
猿田彦三河神社(幸田町大草、高橋岩雄宮司)
「みちびきの道祖神」として親しまれている。初祈祷は年明け直後で歳旦祭は1日午前11時から。甘酒のサービスは今回、4日まで。名物となりつつある詩吟の披露は1日午前10時から予定されている。
菅生神社(康生町、児玉隆司宮司)
松平家の祈願所で岡崎最古の神社とも言われる。元日午前0時から初祈祷、お汁粉の振る舞いがある。歳旦祭は午後3時から。お神酒のサービスや巫女による開運招福の鈴払いも。境内の開運稲荷へのろうそくや油揚げ奉納も行われる。
龍城神社(康生町、畔柳春雄宮司)
徳川家康と本多忠勝を祭神とし、岡崎公園内に鎮座する。年越し後には元旦祭が始まり、お神酒や甘酒、名物のうさぎ汁約2000食の接待、日近太鼓の演奏などがある。新しくなった社務所では絵馬付き破魔矢やおみくじなどが販売される。
六所神社(明大寺町、大竹いつき宮司)
徳川家康が生まれた際に産土神として拝礼があり、江戸時代から手厚い保護を受けた。31日午後11時から参道にかがり火をたく。1日午前0時には甘酒の接待、同11時から先着200人に宝船福まんじゅうが配られる。古い札をたき上げる「どんどまつり」は17日午後2時から行われる。