東海愛知新聞バックナンバー

 4月17日【木】

三菱自・益子社長が来岡

内田市長と面会 ライン刷新へ奨励金交付

岡崎市橋目町に工場(岡崎工場)を置く三菱自動車工業の益子修社長(65)が16日、岡崎市役所を訪れ、内田康宏市長と面会した。同社はプラグイン電気自動車製造の拡大、効率化のため岡崎工場のラインを刷新する大規模投資を行っており、市は平成24年度創設の奨励制度により今年1月に同社投資額の5%に当たる約1億5,000万円の奨励金交付を決めた。

内田市長は「岡崎市にとってはかけがえのないものづくりの中心企業。今回の大規模投資による経済波及効果に期待したい」と述べた。益子社長は「日本のものづくりを維持するためには必要な投資。市の奨励金は助かっている」と返礼した。

市の奨励制度(企業再投資促進奨励金)では、20年以上市内に立地している企業が対象。市内では5例目だが、大企業では初めての認定。大企業は25億円以上の投資額であれば、5%の奨励金が拠出される。岡崎工場は昭和52(1977)年に稼働した。(竹内雅紀)