東海愛知新聞バックナンバー

 12月4日【水】
岡崎市議会一般質問

補聴器助成を検討へ

軽・中度難聴児支援で

岡崎市議会12月定例会は3日、本会議を再開して一般質問を続行。三浦康宏(自民清風会)鈴木静男(同)鈴木英樹(民政ク)村越恵子(公明)加藤義幸(自民清風会)横山幽風(黎明)の6議員が登壇した。

三浦議員が、障害者手帳が取得できない軽・中等度難聴児への二次障害予防について質問した。

寺田雄司副市長は「経済的な理由から補聴器が購入できず、言葉の遅れや学習の遅れ、集団への不適応、さらにはいじめの対象になってしまうという二次障害を防ぐために、年少期の言語の取得やコミュニケーション能力向上を支援することは大切なことと考える。 手帳の取得ができない軽・中等度難聴児が補聴器を使用することにより難聴を自分なりに受け止め、周囲の人たちからの理解を深め、通常の学級での学習や生活を円滑に行うことができるようになることは望ましいことと思う」としたうえで、「補聴器の助成には、検討しなければならないさまざまな課題があるが、助成に向け速やかに検討していきたい」と述べた。

■額田地域の今後の都市的土地利用は

鈴木静男議員が、住宅の立地制限緩和以外の額田地域の都市的土地利用についてただした。

中安正晃副市長は「都市計画法第34条第11号による住宅の立地制限緩和については、額田地域のまちづくりとしての手法や方向性も含めて評価を行う必要があると考えている。立地制限の緩和後5年を目途に評価を行い、今後の額田地域の都市的土地利用について協議を重ねていきたい。また、新東名高速道路インターチェンジ周辺の産業地についても、豊富都市計画土地利用協議会と協議を進め、周辺の既存の工業地を含め市街化区域編入を視野に入れた都市的土地利用を誘導していきたいと考えている」と答えた。