東海愛知新聞バックナンバー

 11月26日【火】
岡崎のカクキュー

創業時の品種「矢作」を使った八丁味噌

数量限定で発売

岡崎市八帖町にある八丁味噌の老舗「カクキュー」で創業(1645年)当時使用されていたという大豆「矢作」を使った八丁味噌が販売されている。

「矢作」は矢作川流域で栽培されていたとされる県の在来種。7年ほど前に存在を知った同社が平成19年に種子を入手し、21年から岡町の小久井農場で本格的に栽培を始めた。

「創業時の味を再現したい」との思いから、翌22年2月に同社の味噌蔵で第1弾を仕込み、通常の八丁味噌よりも1年長い3年の熟成期間を経て商品化した。酸味や渋味のある現代風の八丁味噌に比べて、上品ですっきりとした味になっているという。

1袋400グラム、3袋で1万500円。贈答用で桐箱入り。数量限定で名古屋市内の松坂屋名古屋店、ジェイアール名古屋高島屋で各50個販売している。また、同社で予約(21―0178)を受け付けている。(竹内雅紀)