東海愛知新聞バックナンバー

 10月2日【水】

りぶらに中小企業の相談拠点

岡崎市と商議所連携
販路拡大や経営支援

岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)内に1日、市と岡崎商工会議所が連携した中小企業事業者の相談拠点「岡崎ビジネスサポートセンター」(愛称Oka-Biz)が開設された。販路拡大や経営支援のほか、創業や起業についての相談も受け付け、地域活性化につなげるのが主な狙い。(竹内雅紀)

りぶら2階のインフォメーションカウンター内に設置されたOka-Bizは、市から常駐の企画広報担当者1人、コーディネーターが1人、商議所から日替わりの中小企業診断士が1人―の3人体制。相談無料で要予約。相談時間は火、木、金、土曜の午前10時〜午後4時30分。予約の受け付けは、月、火、木、金、土曜の午前9時30分〜午後5時(ただし、正午〜午後1時は除く)。

多くの事業者の相談に応じることで、中小企業の経営改善を図り、市の経済の底上げを目標としている。また、創業支援や国・県補助金交付申請のサポートも行い、必要に応じてアドバイザーの派遣や支援機関とのマッチング、経営支援セミナーの定期開催などを実施する。先進事例として静岡県富士市の産業支援センター(f-Biz)がある。

この日は、内田康宏市長と古澤武雄会頭がOka-Bizを視察し、「適宜にいいアドバイスを」「幅広いサポートを期待している」などと激励した。来年3月末までに250件の相談を見込んでいる。

市と商議所はOka-Biz開設を記念して、15日午後3時からりぶらホールで専門家を招いたシンポジウムを開く。定員280人、要事前申し込み。問い合わせは、Oka-Biz(26-2231)へ。