東海愛知新聞バックナンバー

 9月29日【日】

ロケット打ち上げ成功

岡崎・福岡中 火薬式の発射実験

岡崎市福岡中学校の3年生11人が27日、県立岡崎工業高校を訪れ、モデルロケット「アルファーⅢ」の発射実験に挑戦した。

福岡中は、岡崎市教委が指定する「スーパーサイエンススクール」推進校。子どもたちに理科に関心を持ってもらおうと、近隣の研究施設や学校などと連携し、さまざまな取り組みを行っている。

今回は岡崎工業高校情報技術科の協力で、同科の三浦準一教諭と3年生7人の指導のもと、推進力に火薬を使った紙とプラスチック製のロケットを製作。ロケットを作る班と点火装置を作る班に分かれて作業を行った。

ロケット班は工業高生の助けを借りながらロケットを組み上げ、点火装置班は回路をはんだ付けした。

完成後は運動場に移動し、中央に設置された発射台にロケットをセットした。周囲の安全を確認した後「5、4、3、2、1、点火!」と言ってスイッチを押すと、ロケットは白煙を噴きながら一瞬で高さ約100メートルまで飛び上がり、パラシュートを開いて降下した。

途中、点火装置の不調などのトラブルがあったものの、打ち上げは成功。生徒たちは空高く上がったロケットを見つめながら喜んでいた。山崎敬介君は「成功するかドキドキしたけれど、うまく飛んだので本当に良かった」と話した。(大山智也)