東海愛知新聞バックナンバー

 9月5日【木】

露店に消防が直接指導

岡崎市議会一般質問
イベント時の事故防止

岡崎市議会9月定例会は4日、本会議を再開。4日目最後の一般質問が行われ、村越恵子(公明)柴田敏光(民政ク)内田実(自民清風会)原田範次(民政ク)簗瀬太(自民清風会)の5議員が登壇した。

柴田議員が、京都府福知山市の花火大会での事故を受けて「本市には多数の観客が参加する観光イベントがあるが、この種の事故防止対策は」と質問した。

太田茂消防長は「8月21日付で観光イベントを開催する関係各課に、多数の観客が参加する行事を開催する場合または開催を把握した際は、事前に関係者に安全管理上の指導を実施するよう依頼するとともに、岡崎商工会議所及び露店業者などの団体である東部街商協同組合岡崎支部にも、屋台などでガスこんろなどを使用する場合は消火器を設置するなどの安全対策を実施するよう依頼文を発送し、火災予防上の指導を実施している」と説明。

さらに、「本市が開催する観光イベントなど多数の観客が参加する行事で、露店業者らが出店する場合には、消防職員が現地に赴き、火災予防上の指導を実施する予定だ」と答弁した。

■避難所ごとの運営 マニュアル作成へ

村越議員が、地域の特性を加味した避難所運営に対する本市の考えについて尋ねた。

甲村巌市長公室長は「現状では、すべての避難所に対して同一の運営マニュアルを使用している。東日本大震災の教訓などから、地域の特性、ニーズに即した個別の運営方法を用いることが、より良好な環境づくりにつながるものと考えている」としたうえで、「避難所ごとに独自の運営マニュアルを、しかも行政のみによるものではなく、地域と一緒になって作成するということを理想としており、取り組みを進めていきたい」と述べた。