東海愛知新聞バックナンバー

 7月18日【木】
岡崎市24年度決算

一般会計は過去最高 53億円の黒字

病院・水道は黒字 下水道は赤字

岡崎市は17日、平成24年度の決算概要を発表した。一般会計の歳入は1,220億2,202万円(前年度比8.2%増)、歳出は1,153億8,387万円(同6.9%増)でいずれも過去3番目の規模。今年度への繰り越し分を差し引いた純剰余金は過去最高となる53億7,407万円(同65.7%増)になった。(竹内雅紀)

一般会計の歳入は軸となる市税収入が636億668万円(0.7%増)で2年連続増。個人市民税が扶養控除に関する税制改正などに伴い5.9%増の243億894万円、法人市民税は0.2%減の44億8,335万円とほぼ横ばいだった。

歳出は、東岡崎駅周辺地区整備や翔南中学校新設、芸術文化創造拠点用地購入、占部川改修などの事業費が増えたことで普通建設事業費が72.4%増と大幅に変動した。

純剰余金53億円のうち40億円は財政調整基金に積み立て、残りは今年度の補正財源として活用する。財政調整基金は今回の積み立てで128億円になり、3年後に控える市制100周年記念事業などに備える意向。

特別会計の純剰余金は11億8,254万円。下水道が企業会計に移行したことなどにより50.9%減と大幅に減った。

企業会計では、病院事業が4億2,825万円の純利益で4年連続、水道事業は10億3,607万円の純利益で15年連続の“黒字”決算となった。下水道事業は8,842万円の純損失だった。