東海愛知新聞バックナンバー

 3月23日【土】

白鳥の卵 約3週間後にふ化

岡崎の大池 夫婦で交互に抱卵

白鳥クラブ会長の大村栄治さん(77)=岡崎市竜美中1=が22日、同市羽根町の大池で白鳥が産卵したのを見つけた。卵は1個。産卵は4回目だが、これまではふ化を確認することができなかった。毎朝、餌やりのため大池を訪れている大村さんは「約3週間後のふ化を期待しています」と話している。

同クラブは美しい白鳥の姿を見てもらおうと、平成8年から5年連続で中心街の乙川などにつがいを放した。その後、合わせて8羽のひなが誕生したが、現在残っているのは大池の“夫婦”のみ。

現場は県立岡崎工業高校の南。夫婦で交互に卵を抱き、交代する際にはお互いのくちばしを触れ合わせて合図をする、ほほえましい姿が見られる。