東海愛知新聞バックナンバー

 1月23日【水】

東儀さん招き演奏会

岡崎 矢作北小雅楽部が稽古に熱

岡崎市矢作北小学校雅楽部の児童たちが、3月5日に東儀秀樹さんを招き同校で開く記念演奏会に向けて、稽古に取り組んでいる。19日には、名古屋市にある雅楽会「若竹会」の会員を招き、音の強弱の付け方などの指導を受けた。(大山智也)

雅楽部がある小学校は全国的にも珍しく、現在は4〜6年生41人が所属している。同学区では、「長瀬楽人会」が中心となって古くから雅楽を継承しており、その影響で平成3年に同部の前身である「雅楽クラブ」が設立され、その後、現在の名称に変更された。

同校で行われる式典での演奏を中心に、学区の行事や市民まつりなど、地域のイベントへ積極的に出演。平成22年には、中国で開かれた上海万博に招待されるなど、活動の場を広げている。毎年10人以上が入部を希望しており、児童からの人気は高い。

19日は、楽太鼓などの打物、龍笛(りゅうてき)、篳篥(ひちりき)の3パートに分かれて個別練習をした。細かい部分まで確認し、納得いくまで繰り返した。最後は、演奏会で披露する「抜頭」を全体で合わせた。

笙(しょう)を担当する6年生の松山穂香さんは「部活紹介の演奏を見て、入部を決めました。悔いが残らないよう稽古して、素晴らしい演奏会にしたいです」と話した。