東海愛知新聞バックナンバー

 12月12日【水】

幸田町 交通死亡事故ゼロ1500日達成

岡崎署から感謝状

幸田町内の交通死亡事故ゼロの期間が4日、1500日を達成。岡崎署は9日、同町役場で交通安全推進協議会(会長・大須賀一誠町長)に感謝状を贈った。(横田沙貴)

同町内では、平成20年10月26日を最後に交通死亡事故が発生していない。10日現在、県内で1500日以続いているのは、同町(1506日)のほか東栄町(2700日)と豊山町(1505日)のみ。

同町では、行政と町民が連携した交通安全活動を推進している。特に、交通安全県民運動期間中には、各地域の区長や交通指導員、老人クラブ会員、民生委員らが街頭監視を行い“見せる”交通安全活動に取り組んでいる。

9日も多くの町民が、雪の降る中で早朝監視活動を行った。

■安全意識が定着

大須賀町長は「町民全員に交通安全意識が定着している表れで、とても喜ばしいこと。皆さんに感謝しています」と話す一方で、「死者はいないが、重大事故は発生しています」と懸念。「一日一日を交通事故なく無事に過ごせるよう、着実に施策を行っていきたい。また、ガードレールや、子ども用のグリーンベルトなど、交通安全設備の整備も進めていきたいと考えています」

山岡輝久署長は「国道248号など主要幹線道路がある幸田町での1500日達成は、とても重要なもの。町民の皆さんの意識の高さや熱心さに非常に感心しており、これらが達成につながったと思います」とたたえ、「この実績が管内全域に広まり、交通事故が抑止されることを期待しています」と述べた。