東海愛知新聞バックナンバー

 12月9日【日】
NPO法人おかざきの自然環境を考える会

小学校に竹炭提供

常磐小では畑の土壌改良に利用

NPO法人おかざきの自然環境を考える会(石原明夫理事長)が、岡崎市内の小学校に竹炭を無料で提供している。竹炭は土壌改良や消臭に有効とされ、岡崎市常磐小学校では花壇の土に混ぜたり、トイレや教室に設置したりしている。(大山智也)

石原さんがこのほど、同校を訪問。2年1組の児童31人と一緒にサツマイモ収穫後の畑を土壌改良しようと竹炭と竹灰を混ぜ、細かく砕いたものを持参した。

児童たちは、石原さんから竹炭の効能の説明を受けた後、バケツ3杯分の竹炭を畑にまき、スコップを使って土になじませた。

参加した吉開さきさんは「炭をまくのは楽しかった。野菜がいっぱいできると聞いたので、今から楽しみ」と話した。

この畑では、来年の春ごろからナス、ピーマン、トマトなどの夏野菜を育てることにしている。

おかざきの自然環境を考える会は、放置された竹藪の竹を間伐し、東阿知和町に2基の窯を設置し、竹を焼いている。作業には根石学区のお年寄りで組織する西部長栄クラブが協力している。

竹炭は福祉施設に無料で提供。利用者が袋詰めにして販売している。今回、本紙で同会の活動を知った市民から約300本の竹の寄贈があり、市内の学校で使ってもらおうと竹炭にして提供している。