東海愛知新聞バックナンバー

 11月7日【水】
学泉大学生と岩津高の生徒

オリジナル弁当を考案

岡崎 17、18日の「食育フェスタ」で販売

愛知学泉大学家政学部の学生と県立岩津高校調理国際科の生徒が考案したオリジナル弁当が17、18の両日、岡崎中央総合公園で開かれる「岡崎食育フェスタ2012」で限定販売される。

学泉大は「秋穫弁当〜30種類の食材を使用した いっぷう変わった料理を楽しもう」と命名。秋に収穫できる食材を使って調理法や味付け、彩り、食感にこだわった。ナスやシイタケは地元岡崎産を使用し、八丁味噌とトマトで「トマト味噌ソース」も作った。

管理栄養士専攻3年の正井彩菜さんは「5月から8人で考えました。八丁味噌に合うものがなかなかなくて苦労しました。今までと違った観点で食べてほしいです」と話した。

岩津高は「う米お米を食べよ米!! 弁当」。コメの消費量低下を食い止めようと白米に合う食材、栄養バランス、彩りを考慮した和食と中華中心のメニュー。容器に小分けされた9品の中に、かき揚げ丼、牛丼、親子丼の3種類の丼物、世代を問わず人気のだし巻き玉子などを入れた。

3年の鍋島千帆希さんは「クラス全員(38人)で考えました。少しずついろいろなおかずを詰めたので、楽しみながら食べてもらいたいです」と期待を込めた。

ナスやシイタケ、ニンニクはJAあいち三河、油は太田油脂が提供している。学泉大はオカザキ製パン、岩津高はムツミフーズが調理を担当した。

昨年までオリジナル弁当の販売が行われた食育メッセは中止になったが、今年から形を変えて新たに食育フェスタがスタート。人気の学生考案弁当は継続される。

ともに1食1,000円。1日各100食(計400食)用意する。販売は午前11時から。(竹内雅紀)