東海愛知新聞バックナンバー

 10月28日【日】

小中生ら多彩な造形

きょうまで岡崎
子ども美博に3万5千点

おかざき世界子ども美術博物館で27日、市内の全小中学校と市立幼稚園計72校の3万5000人が出品する「第49回造形おかざきっ子展」が始まった。今年のテーマは「ぼくのわ きみのわ みんなのわ」。子どもたちが「わ」をテーマに制作した、多彩な作品が並んでいる。きょう28日まで。(大山智也)

展示会場は地域ごとに13のブロックで分けられ、「わ」という言葉から連想される、円形、平和、調和などのイメージを形にした作品が多数並ぶ。岡崎の花火大会の様子を表現した円形のグラスアート、動物同士の友情の輪を表現した紙粘土作品などがある。

広場内の特設展示コーナー「おかざきの心」では、岡崎と関係が深いものを選出して展示。三河仏壇にも使われている漆芸の技法で作った陶器や、関ケ原の合戦で徳川、石田両軍が使ったかぶとをモチーフに、銅板とアルミ板で表現した作品などが並ぶ。

展示以外にも、色紙をあしらった帽子や木の実を使ったアクセサリーが作れる造形コーナーのほか、軽食の販売コーナーもある。

会場を訪れた40代の男性は「きょうは娘の作品を見に来ました。どの作品も見応えがあっていいですね」と話した。