東海愛知新聞バックナンバー

 10月21日【日】

きょうまで「岡崎ストーンフェア」

秋晴れの下 にぎわう

岡崎石製品協同組合連合会(磯貝和汪会長)が主催する年に1度の石の祭典「岡崎ストーンフェア」が20日、岡崎市中心部を流れる乙川の左岸河川敷で始まった。絶好の秋晴れの下、大勢の人が訪れて石の魅力を体感した。きょう21日まで。

潜水橋〜殿橋間の会場には、県外を含む52の石材業者と団体が100ブースを出展し、約2000点の石製品(墓石、灯籠、インテリア小物)が並んだ。また、関連業者など約40社・団体が74ブースを出展した。

テーマゾーンの「玄関先の石彫展」には、和洋問わず現代の庭事情に合わせた石彫品の配置の仕方や飾り付け方を提案。参考にしようと見入ったり写真に収めたりする夫婦もいた。このほか、東日本大震災以降注目される墓石の耐震性を考慮して、「耐震」コーナーを設置。市販の両面テープなどを使って実験した結果が紹介され、簡易な耐震方法の提案もあった。さらに名古屋氷彫刻クラブによる石の灯籠作品を模した氷彫刻実演も披露され、訪れた人たちを魅了した。

各ブースには一推し商品を明確にするために「目玉商品」と書かれたプレートを添付。比較的安価なインテリア小物には早速「売却済み」の札も。関連業者は石材に関する機器や開発品、関連商品などを展示し、東海愛知新聞社は会社のPRを行った。また、高い技術力を誇る岡崎石工品伝統工芸士の職人技や、岡崎技術工学院生の石材加工実演には人垣ができた。石材グランプリ岡崎の入賞作品も展示されている。

地元の出展業者は「岡崎の高い技術力を見せることで認知してもらい、今後の商売につなげていければ」と話していた。

午前9時〜午後4時30分。氷彫刻実演は正午〜午後1時。雨天決行。問い合わせは、岡崎ストーンフェア実行委員会(22―0455)へ。