東海愛知新聞バックナンバー

 10月13日【土】

新人4人が激突

岡崎 県議補選スタート
市内各地で第一声

岡崎市長選挙に出馬するため県議2人が辞職したことに伴う県議会岡崎市選挙区補欠選挙(被選挙数2)が12日、告示された。立候補を届け出たのは、いずれも新人で自民党の梅村順一氏(54)、無所属の中川博登氏(34)、無所属の鈴木雅登氏(42)、自民党の中根義高氏(40)の4人。各陣営はそれぞれ選挙事務所で出陣式を開き、第一声を上げた。その後、市内各地へ繰り出し9日間の選挙戦をスタートさせた。投開票は21日。

旧額田町議、岡崎市議を経験している梅村氏は、市東部地域の開発や活性化、床上浸水対策などを訴える。

元衆院議員秘書の中川氏は、教育による人材活性化、経済産業の振興、しがらみの打破を中心に訴える。

市議8年間で結婚・婚約の奨励に力を入れてきた鈴木氏は、少子化対策、景気対策を中心に訴える。

昨年の県議選に続く挑戦の中根氏は、将来の人口減少・高齢化社会に適応した社会構造の変革などを訴える。

定数4(欠員2)の同市選挙区は、現在自民党と民主党が1議席ずつ。自民党は、今回擁立した2人の当選によって、平成23年の県議選までしばらく保っていた3議席の復活を狙う。一方、無所属の2人は政党色をつけずに幅広い層からの支持を狙っている。

各陣営は「今回は14日に告示される市長選、市議選と同日投開票のため、投票率はある程度上がるのでは」とトリプル選効果を予想。それぞれの地盤や組織票を固めながら「全く読めない」とされる浮動票の獲得にも積極的に乗り出す。(県議補選取材班)