東海愛知新聞バックナンバー

 8月25日【土】

■学生団体ダッシュマン 無料塾 充実へ

岡崎 教職目指す仲間募集

岡崎市内を中心に活動する大学生団体、ダッシュマン(小野田祐士代表)が、同市竜美丘学区市民ホームで「ダッシュ塾」を開き、子どもたちに無料で勉強を教えている。小野田さんらは「もっと充実した塾にしたい」と、講師の学生を募集している。(大津一夫)

ダッシュ塾は昨年3月にスタートした。教職を目指す学生に“実習”を兼ねて子どもたちと接する場を提供しようと、第1、第3、第5木曜日の午後7時〜9時に開いている。

通ってくるのは小学1年生から中学2年生の約10人。国語、算数、英語、社会、理科の5教科のほか、夏休み中は自由研究の指導などを行う。

マンツーマン形式で、机に広げた宿題を学生たちが丁寧に教えている。保護者からは「子どもが楽しみにしています。塾から帰って、その日の出来事を話してくれます」という声も。1年前から通っている中学2年の男子生徒は「分かりやすいし、仲間もいるので楽しい」と笑顔で話す。

今年4月から講師をしている大学1年の女子学生は、「子どもたちと身近で接することがとても新鮮。教職を目指しているので参考になります」という。

小野田さんは「ダッシュマンの会員は15人ですが、教職を目指す学生が卒業してしまい人数不足。私たちが卒業しても、この塾を引き継いでもらいたい」と参加を呼び掛けている。

申し込みは、小野田さん、またはメール(sky_weekend @ yahoo.co.jp)で。

ダッシュマン
大学生や高校生の意見を大人に届けようと平成20年4月に発足。昨年まで毎年8月、岡崎市籠田公園で高校生、大学生と大人が話し合う「ウイ・キャン・スタンドアップ」を開催。東日本大震災被災地の仙台市の仙台シティFMにも出演している。