東海愛知新聞バックナンバー

 6月23日【土】

■岡崎市民大学に多彩4講師

来月21日から

岡崎市教育委員会が各界の有名人を講師に迎える講演会「第39回岡崎市民大学」が7月21日から始まる。8月25日までの全4回で、会場は市民会館。今年は元宇宙飛行士の山崎直子さんや作詞家阿木燿子さんらが講師を務める。(竹内雅紀)

4回とも午後1時30分開始で、講演時間は約1時間30分。受講料は全4回で2,000円(1講座ごとは不可)、市内在住、在学、在勤者を対象とし、先着1,500人。申し込みは、7月10日午前9時から市図書館交流プラザ(りぶら)総合案内で直接受け付けるほか、同日午後1時からは専用電話(23―8081)でも受け付ける。

日程と講師のプロフィルは次の通り。

▽7月21日=「宇宙・人・夢をつなぐ」元宇宙飛行士・山崎直子さん
東京大大学院を修了後に宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)へ。向井千秋さん以来日本人女性2人目の宇宙飛行士に選ばれた。平成22年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、国際宇宙ステーションの組み立て業務やロボットアーム操作を行った。
▽7月28日=「自分らしく生きるために」作詞家・阿木燿子さん
夫はミュージシャンの宇崎竜童さん。「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」や「魅せられて」「プレイバックPart2」などのヒット曲の作詞を担当した。平成18年には紫綬褒章を受章。映画監督や小説、エッセーなど幅広く活動。フラメンコ愛好家としても知られる。
▽8月18日=「脳の不思議な世界」自然科学研究機構生理学研究所准教授・小泉周さん
慶応大医学部卒。専門は視覚生理学、神経科学。岡崎市内の小、中学校、高校での出前授業や講演、研究所の見学を通して、医学生理学の基礎や生命科学の不思議を伝えている。分かりやすい説明は好評を得ている。研究所初の理科教材「マッスル・センサー」の開発者。
▽8月25日=「今、地球に世界に日本ができること」ジャーナリスト・鳥越俊太郎さん
京都大文学部卒業後、毎日新聞社に入社。「サンデー毎日」では編集長を務めた。新聞社退職後は、テレビ番組でキャスターも務め、自らを「ニュースの職人」と呼ぶ。平成13年に日本記者クラブ賞を受賞した。17年には直腸がんを公表。現在も闘病しながら活動している。