東海愛知新聞バックナンバー

 3月25日【日】

■「おもちゃ病院」盛況

岡崎のボランティア団体
子どもたちの喜ぶ顔に感激

市民ボランティアの岡崎おもちゃ病院(安西廣恭代表)の会員による「おもちゃ病院」が24日、岡崎市明大寺本町の太陽の城で開かれた。子どもたちが持参した壊れたおもちゃを会員が無償で修理。再び遊ぶことができるようになったおもちゃを手に、子どもたちが目を輝かせていた。同施設は3月末で閉館になるため、4月からは岡町のおかざき世界子ども美術博物館で開催される。(大津一夫)

おもちゃ病院は平成14年1月から始まった。ボランティア講座を受講した安西さんが、会社の上司が安城市内で実施していることを知り、仲間6人を集めてスタート。現在、会員は17人に増え、毎月第2、第4土曜日に開催している。

安西さんによると、当初は1日数人程度だった利用者は、最近では約20人に増えた。持ち込まれるおもちゃはさまざま。会員には電気系、電子系、木工系など、それぞれ得意分野があり、その場で直せないものは“入院”し、会員が自宅に持ち帰る。

会員は、「子どもたちの喜ぶ顔を見るのが楽しみ」と口をそろえる。

娘2人と音が出なくなった卓上ピアノを持参した母親(38)は「姉に買ってあげたおもちゃを、妹も使うことができ、良い思い出になります。無償で直してくれるのがありがたい」と話していた。

おもちゃ病院は、子ども美博でも毎月第2、第4土曜日の午前10時から午後4時まで受け付ける。


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