東海愛知新聞バックナンバー

 3月23日【金】
今回は37店並ぶ
25日、岡崎・松本町

■松應寺門前横丁にぎわい市

第2回「松應寺門前横丁にぎわい市」が25日午前10時から午後4時まで、岡崎市松本町の松應寺境内と参道アーケードを会場に開かれる。同寺が徳川家康の父・松平広忠の菩提(ぼだい)寺であることから、今回はグレート家康公「葵」武将隊が広忠の墓をお参りするなど話題も多い。「葵」武将隊の演武は午後0時30分から。(岩月健)

■家康公「葵」武将隊 父・広忠の墓参り

にぎわい市は、松應寺のある松本町の有志が、町にかつてのにぎわいを取り戻したいと昨年7月、松應寺横町にぎわいプロジェクト(春山八廣代表)を立ち上げ、11月に第1回のにぎわい市を開催。町内外から商店や個人約20店が出店。約1000人が訪れて終日にぎわい、プロジェクトのメンバーを喜ばせた。

今回は37店が出店を希望しており、前回以上のにぎわいが期待される。

■6人娘が父の味に挑戦 「梅屋コロッケ」復活

昭和60(1985)年に店主の梅村ナ一さん(当時70歳)を亡くし、惜しまれながら店を閉じた食堂梅屋の名物コロッケが、6人の娘らによって復活する。

梅村さんは岡崎市生まれ。20歳のころ東京に出て食堂で働き、25歳のとき、松本町に隣接する元能見町で食堂を開業。明るい人柄で近所の人たちに愛された。とくに店先で揚げるコロッケはサクサクの食感が評判で、夕方になると行列ができるほどだった。

にぎわい市の開催を知った七女の兵藤孝子さんが、亡くなった四女の節子さんを除く征子、美知子、和子、敏子、靖子さんら5人の姉に呼び掛け、ナ一さんの味再現に挑戦することになった。

■「期待に応え頑張ります」

孝子さんは「先日、皆で昔を思い出しながら作ってみましたが、まだまだでした。みなさんの期待に応えられるよう頑張ります」と明るく話した。

主催者は周辺に駐車場がないことから公共交通機関(名鉄バス「元能見町」下車)の利用を呼び掛けている。


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