東海愛知新聞バックナンバー

 3月3日【土】
岡崎市議会代表質問

■空床情報ひと目で

医師会がシステム構築検討

岡崎市議会3月定例会は2日、本会議を再開。前日に引き続き代表質問が行われ、山本雅宏(日本一愛知 岡崎)小野政明(自民絆の会)の2議員が登壇した。

山本議員が、人口当たりの病床数が少ない地域と言われる西三河南部東医療圏での病床の有効利用策について尋ねた。

夏目晴樹病院事務局長は「現在、医師会で地域医療機関の空床情報を一元管理する『空床情報システム』の構築が検討されている。医師会の会員用イントラネットを活用して医療圏内の病院が受け入れ可能な病床数などの情報を入力し、医師会会員が医療機関の空床情報をリアルタイムで閲覧できるようにするもので、完成すれば患者に必要とされる機能を持った医療機関への転院がよりスムーズに行えるものと期待している。当院としても、このシステムの構築に向けて積極的に協力している」と答えた。

■衣浦岡崎線と「悠紀の里」

また山本議員は、都市計画道路衣浦岡崎線の開通が「悠紀(ゆき)の里」オープン予定の平成25年度までに間に合わなかった場合の本市の対応策を聞いた。

小林健吾都市整備部長は「岡崎市内の延長11.7キロのうち8.1キロが供用されており、現在、中島町の県道幸田石井線から福岡町の県道安城幸田線までの3.6キロが整備中だ。愛知県は平成24年度中の全線開通を目指して整備を進めているが、未供用区間の一部で用地買収が難航していることから予定時期での全区間の供用が困難な場合も想定される」としたうえで、「その場合、『悠紀の里』の利用に必要な区間となる県道幸田石井線から市道中島岡崎天白線までの1.4キロの部分的な供用などについて愛知県に要望していく」と述べた。


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