東海愛知新聞バックナンバー

 1月24日【火】

■正調岡崎五万石歌おう

講習会に市民ら35人

正調岡崎五万石を皆で歌おうという「歌唱講習会」が22日、岡崎公園内の龍城神社斎館で開かれた。岡崎五万石保存会が市民への普及を目指して、平成19年6月から始めた。6カ月をワンサイクルに毎月1回開催。22日は昨年12月に始まった講習会の2回目で、35人が受講した。

■澤田さんら指導

講師は同保存会師範の澤田房子さんと髙橋傳次郎さん。「五万石でも岡崎さまは…」と澤田さんが一小節ずつゆっくり歌い、受講者は同じ小節を繰り返した。髙橋さんは「澤田さんの歌い方をよく聴いて、気持ちを込めて歌いましょう」などとアドバイスしていた。

初めて参加したという男性(66)は「市民として古くから伝わる岡崎五万石を歌ってみようと参加しました。何度か耳にしたことはありますが、実際に歌ってみると節回しが難しいですね。古くから伝わる伝統の重みを感じます」と真剣な表情で話し、「澤田さんの歌を身近で聴けるのも魅力」と笑顔になった。

同講習会は今後、2月12日、3月18日、4月14日、5月27日に開催。受講料は全6回で2000円。高校生以下は無料。このうち4月14日は、発表会を兼ねて岡崎城二の丸能楽堂で開催される「第3回岡崎五万石のつどい」に出演する。問い合わせは同保存会幹事長の曽我さん(45―4265)へ。(大津一夫)


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