東海愛知新聞バックナンバー

 10月6日【木】
岡崎市民クラシックコンサート

■新世代ピアニスト 及川さん共演

小林研一郎さんが指揮
名フィルとリストの曲

第19回岡崎市民クラシックコンサート(岡崎市岡崎パブリックサービス主催)が9日午後3時から、市民会館大ホールで開かれる。小林研一郎さんの指揮で、名古屋フィルハーモニー交響楽団がチャイコフスキーの交響曲第四番を演奏。ピアニストでもあった作曲家・リストの生誕200年を記念し、“新世代ピアニスト”として人気を集める及川浩治さんが、リストの名曲を奏でる。(今井亮)

■9日、市民会館大ホールで

及川さんはリストの代表曲「ラ・カンパネラ」をはじめ、「忘れられたワルツ第一番」「コンソレーション『慰め』第三番」をソロで演奏。リストが生涯で2曲のみ作曲したオーケストラとの協奏曲のうち、「ピアノ協奏曲第一番変ホ長調」を、名フィルと共演する。

チケットはS席が完売。A席は3,000円で残りわずか。B席は2,500円。市民会館、市シビックセンター、市せきれいホール、富士プレイガイド、ツルタ楽器岡崎店、チケットぴあ、セブンイレブン、サークルK、サンクス各店で販売中。

問い合わせは市民会館(21―9121)へ。

■及川さんからメッセージ

コンサートに向けて、及川さんが次のメッセージを寄せた。

リストは演奏技術に改革をもたらしました。今やピアノ音楽に欠かせない作曲家であり、スターピアニストの先駆けとなった存在です。行動の一挙手一投足が人々を魅了しました。

技巧重視の作品が多い中、実は「愛」を表現するのがとても上手だった作曲家です。喜怒哀楽に直接結び付く音楽に、演奏していて共感を覚えます。

「ラ・カンパネラ」は、終盤に向けて気分が高揚していく構成が魅力。ただ他にも素敵な作品が存在することを知ってほしい。小林指揮者と演奏するピアノ協奏曲は、技巧の高さや華やかさに加え、随所に愛があふれるメロディーと美しいハーモニーが込められ、最後は愛を賛美するような高揚感に包まれる一曲です。曲の魅力が伝わるように集中して、楽しみながら演奏します。(原文のまま)


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