東海愛知新聞バックナンバー

 9月2日【金】
セルビ跡地

■取得交渉へ乗り出す

岡崎市 新文化会館用地に

岡崎市は、今年の12月末で営業を終了するテナント兼駐車場ビル「セルビ」(同市康生通西3)の跡地取得に向けて、近くセルビを経営するセントラルパークビルとの交渉に乗り出す。1日に開会した9月定例市議会の提案説明で、柴田紘一市長が明らかにした。

同市は、老朽化が目立つ市民会館の更新施設として構想している「(仮称)新文化会館」の用地として位置づけ、跡地の敷地面積約6,150平方メートルすべての取得を目指す。

セントラルパークビルは、跡地について「何もかも未定」と明らかにしていない。同市企画課は「先方の計画に関わらず、交渉は進めたい」と意欲を見せ、「“岡崎の顔”として康生地区を気にかけてくれることを期待している」と話す。交渉では、活用が見込めないビルの解体などを条件に挙げる。

同市の中心市街地一帯の中核を担う康生地区での新文化会館構想は、3年前に同市が実施したパブリックコメントで提示した素案の1つ。当初は、住宅デベロッパー「フジケン」(本社・岡崎市戸崎町)が取得した、隣接する松坂屋岡崎店跡地との一体的な整備を構想していた。


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