東海愛知新聞バックナンバー

 8月20日【土】

■中学生が生徒市議会

岡崎 避難計画再点検など大震災受け、市に提案

岡崎市内の中学生が“議員”となって提案・質問をする第39回生徒市議会が19日、同市役所内の議場で開かれた。今年は親善都市提携40周年を迎えた広島県福山市の小学5年生〜中学3年生46人が傍聴席で見学。閉会後、両市の子どもによる意見交流会もあった。(今井亮)

生徒市議会には、岡崎市内19中学校から1校3人の計57人が出席。理事者側には柴田紘一市長をはじめ、武田憲明、中安正晃両副市長、15部局の各部長級職員らがそろった。

「環境」「岡崎アピール」「街づくり」「ふれあい」「地震対策」の5分野に分かれ、各校の生徒が登壇した。東日本大震災の発生を受けて、岩津中は岡崎産と被災地で栽培された食材を使ったレシピ、被災地でボランティア活動に参加した南中は必要な物資を送るインターネットを活用したシステム、六ツ美北中は市民の避難所生活の模擬体験、額田中は震災を教訓にした避難計画の再点検を提案した。

「良く勉強した」

柴田市長は「岡崎に対する思いがひしひしと伝わる模範とすべき議会でした。質問と提案は良く勉強し、今後何をすべきかを掘り下げた内容。真剣な協議をうれしく思います」と講評した。

意見交流会では、「子ども議会」を開催している福山市の児童・生徒らが「見渡しながらの発言がよかった」「内容が細かく小学生でもよく理解できた」などと、傍聴した感想を発表した。


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