東海愛知新聞バックナンバー

 7月28日【木】

■岡崎 伊賀川で魚つかみ

美しくする会が「川まつり」
網を手に子どもら歓声

伊賀川の美化活動に取り組むボランティア団体「伊賀川を美しくする会」(川上幸男会長)は27日、市街地を流れる伊賀川や小呂川で「川まつり」を開き約2000人の子どもたちが魚つかみに歓声を上げた。(岩月健)

今年で38回目を迎えた川まつりは、伊賀川の浄化を目指す流域6学区の市民が昭和47(1972)年に結成した同会が、川に親しみ、川を守る子どもに育ってほしいと翌年から始めた。

この日、小呂町の清水橋から康生町の竜城橋までの7会場に約2000人が集まった。メーン会場の伊賀八幡宮境内で行われた開会式で、川上会長は「岡崎豪雨以後、護岸工事が順調に進められており、これからも会の活動を活発にしていきたい」とあいさつ。川まつりに協賛した岡崎中央ライオンズクラブ(大見朝光会長)とタニザワフーズ(谷澤憲良社長)に感謝状が贈られた。

この後、流域の幼稚園や小学校の子どもたちら約300人が待ち構える中を来賓の武田憲明副市長や内田康宏県議、会員らが約8000尾の金魚などの稚魚を放流すると、網とバケツを持った子どもたちは先を争って稚魚を追いかけていた。

同市桑原町から2人の子どもと来たという殿内康介さん(34)は、父親の助けを借りながら親子3代で魚を追いかけ、100匹以上の“成果”に満足していた。


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