東海愛知新聞バックナンバー

 6月28日【火】

■音楽で生き生き交流

障害児対象に「あそび隊」
岡崎のNPO参加者を募集

音楽遊びを通じて障害児の自立心を育む「集まれ! 音楽あそび隊」の活動が毎月第4日曜日、岡崎市明大寺本町の太陽の城で開かれている。太鼓やリコーダーを使った遊びが始まると、子どもたちはリズムに乗って体をゆすったり大きな声で歌ったり、生き生きとした表情に。主催するNPO法人音楽療法サポートセンター(松本香世理事長)では、「障害児の音楽療法をもっと多くの人に知ってほしい」と参加者を募集している。(大津一夫)

26日は小学校低学年から中学生まで9人が参加。松本さんの母親で音楽療法士の近藤和子さん(53)=同市福岡町=を中心に、岐阜県認定の音楽療法士で、子どもたちから“のっぽさん”と呼ばれるキーボード担当の竹内幸子さん(53)=蒲郡市=や、日本レクリエーション協会のインストラクター・佐野修さん(65)=岡崎市薮田2=らが指導。この日は、慈恵福祉保育専門学校の学生4人もボランティアとして参加した。

ラテン音楽で使われる小型の太鼓「ジャンベ」が配られ、ハッピーバースデーを演奏。体全体を使う「アイーダ・アイダ体操」を楽しんだり、タンバリンを使ってリズムを取ったりする遊びも体験した。

この間、参加者から“校長先生”と呼ばれている佐野さんが、子どもたち全員に「努力賞」「頑張ったで賞」を贈った。受け取った子どもたちは、付き添いの保護者にもらったばかりの賞状を渡していた。

毎月の会のほか、毎年3月に開催される岡崎南ライオンズクラブ主催の「岡崎市民チャリティー芸能祭」に出演。子どもたちは、大勢の市民の前で演奏するのを楽しみにしているという。

近藤さんは「毎回、いい雰囲気で楽しんでもらっています。保護者同士の交流の場にもなっているので、初めての人も気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。

参加には年会費1,200円と、毎月の会に500円が必要。

問い合わせは、同NPO法人のメール(atumare_ongaku_asobitai @ yahoo.co.jp)へ。


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