東海愛知新聞バックナンバー

 4月2日【土】
統一地方選

■県議選スタート

岡崎は現新の5氏

統一地方選挙の前半戦となる県議会議員選挙が1日、告示された。東日本大震災の影響で広がる“自粛ムード”の中、9日間の選挙戦が始まった。各選挙区では立候補の届け出を済ませた陣営が次々と出陣式を開き、気勢を上げた。ただ陣営と支援者が震災の犠牲者に対して黙祷(もくとう)を捧げるなど、選挙戦特有の熱気は影をひそめた静かなスタートとなった。投開票は10日。(今井亮、竹内雅紀)

岡崎市選挙区(定数4)は、自民党現職の青山秋男氏(64)、地域政党「日本一愛知の会」新人の園山康男氏(46)、自民党新人の中根義高氏(38)、自民党現職の内田康宏氏(58)、民主党新人の西久保長史氏(56)の予想された5人が立候補。

ともに議長経験者で豊富な経験を持つ自民現職の内田、青山両氏と、市議からの転身を目指す園山氏、引退した父親の地盤を引き継いで世代交代を図る中根氏、強固な組織票を生かして初挑戦する西久保氏が激戦を繰り広げる。

定数が1議席増えた豊田市選挙区(同5)は、民主党新人の樹神義和氏(42)、日本一愛知の会新人の岡田恭和氏(51)、自民党現職の倉知俊彦氏(79)、自民党現職の三浦孝司氏(67)、公明党現職の小島丈幸氏(57)、民主党現職の中村晋氏(56)の6人が立候補。現職4人に政権与党と地域政党の公認を受けた新人2人が挑む。

西尾市選挙区(同2)は、民主党新人の稲垣昌利氏(33)、日本一愛知の会新人の筒井登氏(64)、自民党現職の川上万一郎氏(66)の3人による戦い。前回は無投票決着だったため、8年ぶりの選挙戦となった。

額田郡選挙区(同1)は、幸田町役場出身者による戦い。日本一愛知の会新人の鍋田堅次郎氏(59)と3選を目指す自民党現職の鈴木正氏(68)が一騎打ち。今回から旧額田町が外れ、幸田町のみが選挙区の対象となった。

西尾市との合併にかかわらず存続された幡豆郡選挙区(同1)は、日本一愛知の会現職の浅井喜代治氏(61)だけが立候補。無投票で3選を果たした。


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