東海愛知新聞バックナンバー

 2月13日【日】

3年ぶり合同句集発刊

岡崎川柳研究社
発足60周年などを記念し

岡崎川柳研究社(會田規世児主幹)の合同句集『風輪Ⅲ』が出版された。合同句集は3年ぶり3冊目。会の発足60周年と、初代の主宰者・稲吉佳晶さんの没後45年を記念し、会員93人が1人12句を載せている。(大津一夫)

川柳研究社は昭和26(1951)年に発足した。現在、岡崎を中心に、西尾、碧南、安城、知立、高浜など西三河を中心に11グループが参加。会員は約110人。グループごとに月1回例会を開き、会員の近藤智子さんが編集する会報「せんりゅう岡崎 風」を毎月発行している。

平成21年10月、主幹の會田さんの句碑が同市島町の恵比須神社に建立され、長年務めた県文化協会連合会長を退任するなどがあり、合同句集をまとめるきっかけになった。

句集はA5判、198ページ。會田さんの句「幸せをことさら口にする初春だ」「子と孫につくる笑顔が違いすぎ」など、身近な出来事や社会の動きをユーモアと風刺で表現している。

會田さんは「会員の高齢化が進んでいる。若い世代にも川柳の面白さをアピールして会員を増やしていきたい」と話し、「これからも3年ごとに合同句集が発刊できたら」と意気込んでいる。

150部印刷し、会員らに配った。


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