東海愛知新聞バックナンバー

 2月1日【火】

魅力アップへ討論

岡崎二十七曲り
市民も参加しシンポジウム

岡崎市は30日、市図書館交流プラザ(りぶら)で「岡崎城下二十七曲りシンポジウム」を開いた。市民も参加し二十七曲りの魅力をアピールしようと、「歩いて感じる岡崎の誇りと感動」をテーマにパネリストと市民が活発な討論を繰り広げた。(大津一夫)

NPO法人岡崎都心再生協議会の白井宏幸さんをコーディネーターに、八丁味噌(みそ)協同組合の浅井信太郎さん、岡崎ウオーキング協会の植野誓子さん、備前屋の中野敏雄さん、岡崎中央ライオンズクラブの平松聿司さんがパネリストとして参加。それぞれが二十七曲りへの思いや体験を紹介した。

このうち中野さんは「周辺には寺が多い。こうした寺の歴史を知ることで、二十七曲りについても興味が増すのでは」。植野さんは各地のウオーキング体験を踏まえ、「岡崎の二十七曲りは延長約4キロで、ウオーキングには手ごろ。市外から来た人にも分かりやすい案内板を設置してほしい」と話した。

会場の市民からは「市が設置した金のわらじの付いた標柱に番号を付け、市外から来た人が『まち歩きマップ』を見ながら歩くことができるようにしてほしい」などと要望があった。この日はシンポジウムに先立ち、愛知教育大学名誉教授・新行紀一さんの基調講演「二十七曲りの歴史的価値と魅力」があり、沿道の梅園、根石、連尺小学校児童の取り組みが映像で紹介された。

市では今年度末をめどに「東海道岡崎城下二十七曲り」のルート調査報告書を冊子にまとめることになっており、これを前に二十七曲りを活用したにぎわい創出を目的にシンポジウムを企画した。


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