東海愛知新聞バックナンバー

 1月15日【土】

岡商高生3人のアイデア詰め

韓国風弁当、愛知と岐阜で20日から販売

県立岡崎商業高校3年生の矢田真才君(安城市寺領町)、神谷祥吾君(幸田町大草)、佐野健人君(岡崎市柱町)の3人が開発したオリジナル弁当「感謝のキムチを込めた韓国風弁当」が、20日から来月2日まで、愛知県と岐阜県のサークルKとサンクス約1300店で販売される。(岩月健)

■サークルKサンクスと協同開発

企画したのは、商業系高校でつくる愛知県高等学校商業教育研究会商業経済部会(部会長・鎌田宗徳岡崎商高校長)。コンビニ弁当という身近な商品の開発業務を体験することで地域社会に貢献できる人材の育成を目指し、サークルKサンクスの協力で販売できることになった。

課題のコンセプトは「あの人への感謝、あの人を元気に」「愛知県の地産地消」。16校から421件の応募があり、最終的に岡商を含む3校の提案が商品化される。

3人は同校ビジネス科主任・上沼善雪教諭の課題研究授業で弁当開発を知り、アイデアを練った。「あの人への感謝」から「感謝の気持ち(キムチ)」へ発想がつながり「韓国風弁当」が誕生した。指定食材の県産米ご飯をベースに卵、キャベツ、シラスのほか、サムギョプサル(ブタのバラ焼き肉)、キムチ、ニンジン、ホウレンソウを盛り付けた。アピールポイントは「意外と栄養満点! 忙しい現代人を元気づけよう!」。

商品化に当たっては鶏そぼろ、菜の花ナルム、コチジャンを加えて混ぜて食べても、別々に食べても良いように器も丼になった。

■発売待ち遠しい

3人は「ネットで韓国料理のことを調べて5色にすることを考えた」「コストを500円以内に抑えることが厳しかった」「試食したときうまかったので採用のために一生懸命アピールした」と開発の苦労を語り、「発売が待ち遠しい」と結んだ。


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