東海愛知新聞バックナンバー

 9月4日【土】
岡崎市議会一般質問

モデル園で芝生化試行

柴田市長が答弁

岡崎市議会9月定例会は3日、本会議を再開。前日に続いて一般質問が行われ、鈴木雅登(自民清風会)近藤隆志(同)竹下寅生(ゆうあい21)木全昭子(無所属・共産)山本雅宏(自民清風会)神谷寿広(同)の6議員が登壇した。(山本浩禎)

竹下議員が、低コストでできる鳥取方式を採用した保育園・幼稚園の園庭の芝生化を提案した。

柴田紘一市長は「これまで、芝生内にガラスなどがまぎれこんだ場合の園児の安全性、ボール遊びなど園庭での遊びが制限される、また芝刈りや散水などの維持管理費や手間が増えることなどから園庭の芝生化を実施してこなかった。しかし、転んだ時の打撲や擦過傷の防止、夏場の温度上昇の抑制、砂ぼこりの飛散防止などのメリットがあるようで、県内でも名古屋市など6市が取り組んでいる」としたうえで、「いずれにしろ、評価は実施しなければ判断できないので、2つくらいのモデル園を定めて芝生化を実施したうえでメリット、デメリットを検証し、今後の方針を決めていきたい」と答えた。

■竜海中も加えた新南中校区再編

鈴木議員が、過大規模校解消のための南中学校分離新設に当たって、同様過大規模校である竜海中学校も含めた校区再編の考えをただした。

野田光宏教育監は「新設中学校と南中学校の通学区域の再編に竜海中学校区の再編を絡めた場合、さらに複数の小学校区の通学区域を分離することになるなど影響を受ける地域が増大し、南中学校と同時に竜海中学校の再編を行うことは難しいと思う」としたうえで、「竜海中学校区の再編は、南中学校の分離後に関係の小学校区の住民に広くアンケートを行うなど、継続的に地域の意見や要望を聞きながら慎重に検討していきたい」と答えた。

■桑谷山荘の廃止少しでも早く

近藤議員が、市民休養施設桑谷山荘について「市費の繰り入れを考えると、少しでも早く廃止した方が有効だと考えるが、どうか」とただした。

松田藤則経済振興部長は「平成24年度末廃止の方向で考えている。それまでは施設の大規模な修理も必要ないと考えられるため、低廉な市民憩いの場として1人でも気軽に利用してもらいたいと考える。市外からの利用も2割ほどあり、また、毎年定期的に利用している人も多いと聞いている。町内会や老人会などのグループから『やめてもらっては困る』という声も寄せられている。そうした声を尊重し、継続していきたい。ただし、その間でも市費の繰り入れを少しでも少なくできないか、利用方法などを業者と検討している」と述べた。


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