東海愛知新聞バックナンバー

 8月7日【土】
岡崎観光夏まつり

きょう花火大会

乙川・矢作川河畔で約2万発

岡崎観光夏まつりを盛大に飾る第62回花火大会がきょう7日、乙川と矢作川の河畔で行われる。乙川右岸河川敷に設営された桟敷席1300桝をはじめ、対岸や殿橋などを埋め尽くす観衆(昨年45万人、主催者発表)の前で、菅生神社祭礼奉納花火の伝統を受け継ぐ豪華絢爛(けんらん)な約2万発の打ち上げ花火が、夜空を染め上げる。荒天の場合は8日に順延。(今井亮)

午前9時から午後6時まで、矢作川河畔で8号玉計20発の祝砲が打ち上げられ、同6時50分の開幕35分前から4号玉90発がとどろく。

オープニングを飾るのは、櫓(やぐら)に花火の絵や文字が現れる「大仕掛け花火」。バリバリという雷に似た大きな音を響かせる「笛雷スターマイン」、4号玉100発に続く「水上スターマイン」は、乙川に浮かぶいかだから乱玉などが打ち上がる“火と水のランデブー”で魅了する。

中盤は、コンピューター制御の花火が音楽に合わせて打ち上がる「メロディースターマイン」(7時35分と8時42分の2回)を皮切りに、両川河畔で各種スターマインや県選抜百花園コンクールの8社による打ち上げ花火などが次々と登場。赤、緑、銀色に輝く花火が、泳ぎ回る金魚のように川面を照らす金魚花火は、江戸時代から三河地方に伝わり、全国各地の花火大会の中でも珍しいという。

“ナイアガラ”の通称で知られる「銀滝」(8時22分から)は、川沿いの300メートルに銀色の火の粉が滝のように降り注ぐ圧巻の光景。7時から8時49分までは、乙川に浮かんだ鉾(ほこ)船2艘(そう)で、手筒花火、乱玉などの菅生神社奉納花火がお披露目される。終盤は超大仕掛花火をはじめ、ジャンボスターマインや大スターマインなどが連続し、最高潮を迎える。

主催する市と市観光協会では来場者の熱中症発症に備え、大会総合本部、殿橋北の名鉄タクシー待機所、市教育文化館駐車場の周辺3カ所に救護テントを設営するが、帽子の着用や水分補給などの自己対策を呼び掛けている。


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