東海愛知新聞バックナンバー

 3月26日【金】

懐かしい蓄音機やカメラ

りぶら内の岡崎むかし館
木箱ラジオも含め21点

大正から昭和にかけて製造されたオーディオ類やカメラを紹介した企画展「懐かしの道具」が25日、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)内の「岡崎むかし館」で始まり、当時を懐かしむ人やアンティークの愛好家らでにぎわった。6月15日まで。(今井亮)

市民から寄付されたものを含め、市が所蔵する蓄音機7点、カメラ9点、ラジオ5点の計21点を展示。オーディオ類では、ラッパ状のホーンが特徴的な1920年代のラッパ蓄音機をはじめ、後に主流となるホーン内蔵型の箱型蓄音機、ポータブル蓄音機、ポータブルレコードプレーヤー、昭和初期の木箱のラジオなどが並ぶ。

また“八田コレクション”として、女性ジャズボーカリストのレコードを収集していた故・八田佑介さんの遺族から寄贈された、材質にマホガニーを使用したイギリス・コロムビア社製の蓄音機(1920年代)もある。

カメラはミノルタ、キヤノン、コニカ、オリンパス、ペンタックスなど国内の大手メーカーの製品が並ぶ。最も古いのは、1930年から12年間製造されたドイツ・フォス社製の16枚撮りカメラ。昭和30(1955)年に発売されたミノルタ社製の二眼レフカメラ「コードオートマット」もある。

同展に合わせ、会場では4月10日と5月15日に蓄音機によるレコードを聴くイベント、6月12日に日光写真の体験撮影を予定している。問い合わせは市立中央図書館(23―3100)へ。


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