東海愛知新聞バックナンバー

 3月10日【水】
9月18・19日 岡崎中総で

「リレー・フォー・ライフ」

がん患者・家族を支援

がん患者や家族を支援するチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ2010岡崎」が今年の9月18,19の両日、岡崎中央総合公園で開催される。財団法人日本対がん協会が主催するイベント。「がん撲滅月間」中に行われ、がん患者や家族、一般参加者がチームを組んだリレー・ウオーク、がん検診の重要性などを訴える講演会、ステージイベント、バザーなどが予定されている。(今井亮)

“命のリレー”を意味する「リレー・フォー・ライフ」は、1人のアメリカ人医師が1985年に始め、現在では世界20カ国以上に広がっている。

日本では4年前から、アメリカ対がん協会からライセンスを受けた日本対がん協会が、各地で設立された実行委員会と共同して実施。東海三県内では昨年10月、岐阜大学を会場に厚生労働省や岐阜県、岐阜市などが後援して開催された。

リレー・フォー・ライフ2010岡崎の開催に向けて、一昨年に胃がんを経験したアルバイト大菅善章さん(46)=岡崎市若松東2=を委員長に、実行委員会が設立された。

実行委員には副委員長を務めるエフエムおかざき役員阿部年恭さん(52)=同市八帖北町=や、昨年のイベントでも実行委員として参加した会社員横山光恒さん(40)=岐阜県各務原市=をはじめ、がん経験者5人を含む12人が名を連ねる。

■実行委、市の後援取り付け

大菅さん、阿部さん、横山さんの3人は今月1日、岡崎市役所を訪れて柴田紘一市長に同市の協力を依頼し、後援を取り付けた。「がん検診を呼びかけ、早期にがんを発見してもらうきっかけにしたい」と訴えた大菅さんに対し、柴田市長は「常に再発の不安と戦っているがん患者に、勇気を持ってもらえるイベントにしてほしい」と激励した。実行委は厚労省や県などにも後援を依頼する。

大菅さんは「イベントが他市町村にも広がっていってほしいと願っています。がん検診を身近に感じてもらい、参加者に勇気と希望を与えたい」と意気込んでいる。

イベントでの寄付金の一部はアメリカ対がん協会に寄付される。


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