東海愛知新聞バックナンバー

 3月7日【日】

統合記念式典に200人

岡崎市千万町小
記念碑を除幕し、植樹も

岡崎市千万町小学校で6日、「統合記念式典」が開かれた。記念碑を除幕し、校庭に3本の記念樹を植樹。136年の歴史を惜しむと同時に、地元住民による「ふるさとづくり委員会」の発足が宣言され、新しい地域づくりへ住民が一体になって踏み出すことを誓った。同校は新年度から宮崎小学校に統合される。(大津一夫)

式典には5人の児童と地元住民、卒業生ら約200人が参加。

同校統合実行委員長の山本恵一委員長は「さまざまな困難の中で、学校、住民、教職員の皆さんが一体になって校風を築いてきた。長い歴史に幕が降ろされることは、さみしく、万感の思いがある。今後は校舎を有効に活用し、地域の活性化になるようご協力をお願いしたい」とあいさつした。

このあと、児童によるマリンバの演奏、児童が作った「ふるさとかるた」の披露、思い出の映像「ふるさと」の上映などがあった。

除幕された記念碑は2対の石碑(みかげ石)で構成。高さ1.16メートル、幅1.37メートルの碑には、同校で教鞭をとったこともある幸田町在住の書家・山本潮鶴さんの筆で「心のふるさと千万町小学校」と書かれている。もう1つは高さ0.76メートル、幅1メートルで、「夢と感動を育み続けた全校音楽46年」と刻まれている。

また記念樹はケヤキ、タムシバ、コシアブラの3本で、岡崎東ロータリークラブ(山内隆一会長)から寄贈された。

千万町小学校は明治7(1874)年に開校。伝統の「全校音楽」は昭和39(1964)年から始まり、平成20年度には、こども音楽コンクールで全国第3位に入賞するなど輝かしい実績を残している。


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