東海愛知新聞バックナンバー

 12月22日【火】

朝食は自分で作ろう

岡崎市六名小児童17人が料理に挑戦
「食まるくん」も審査に参加

自分で作った朝ご飯を食べよう―と、岡崎市六名小学校で21日、「わたしが作るおすすめ朝ごはん」コンテストが開かれた。レシピ審査で選ばれた1〜6年生の17人が、持ち寄った食材で調理。手際よく調理する児童たちに、審査員たちは感心していた。

同校では、パワフル隊(保健委員会)がPTAと連携して食育推進活動に取り組んでいる。昨年度は保護者と児童が一緒に朝ご飯作りを行ったが、今年度は児童だけで実施することにした。

689人の全児童からレシピを募集。297人から応募があり、児童も参加して審査が行われ、コンテストの参加者を決めた。

家庭科室に集まった参加者は、「元気いっぱい焼きおにぎり」「野菜で満腹朝ごはん」などと名付けられた朝ご飯作りを開始。1〜3年生は火を使わないことが条件。「前日までに食材を準備した」という前提で、持参した調味料や食材をテーブルに並べ、野菜を刻んだり、みそ汁を煮たりした。持ち時間は20分。

審査は、パワフル隊の代表、三浦みどり校長、PTAの代表、調理学が専門の愛知教育大学・西村敬子教授と、西村研究室の女子学生3人が扮(ふん)した「食まるくん」が、栄養バランス、盛り付け、かかった時間などをチェックした。

「食まるくん」は同研究室が、食育をアピールするために作ったキャラクター。ベジまる▽フルーツまる▽りきまる▽にくまる▽ほねまる―の5人を赤、青、白などで色分けし、イベントなどに参加して「バランスのとれた食事を」と呼びかけている。

この日は女子学生がそれぞれの色のガウンを着用。調理を進める児童のテーブルに近寄り、工夫したところなどを聞いていた。

「簡単おじや・バナナジュース・塩もみきゅうり」を調理した6年生の女児は、「料理が好きで、家でも作って家族に味わってもらっています。もっとレパートリーを増やしたい」と話していた。

この日の審査結果は、1月15日の学校保健大会で発表され、レシピ集を作る。


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