東海愛知新聞バックナンバー

 8月4日【火】

岡崎北高生が特別授業

“土壌”について 大樹寺小児童に

愛知スーパーハイスクール研究校に指定されている県立岡崎北高校の生徒が3日、同市大樹寺小学校で土壌の特別授業を行った。サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業の一環で、同高サイエンス部11人が講師となり、6年生139人に講義した。

同高の米津利仁教諭が土壌を「自然が生物との関係の中で丁寧に作り上げた宝」と紹介。簡単なクイズや概要を説明した後、児童は班ごとに分かれて高校生の講義を受けた。

光と熱で乾燥に強い土壌動物を集める「ツルグレン装置」を使った土壌の観察では、児童は採取した小型の土壌動物を顕微鏡でのぞいてスケッチ。レンズに映った小動物に「すげ〜」と驚く男児もいれば、思わず目を反らす女児もいた。

このほか、植物の生育に必要な養分を保持する土壌の吸着作用や、土壌内の動物の呼吸を確認する実験も行われた。

同部長の浅井崇宏君(16)は「緊張しましたが、楽しくやれました。理科に少しでも興味を持ってくれたらうれしいです」。理科が大好きという稲葉健太君(11)は「親切で分かりやすかったです。知らないことばかりで勉強になりました。次も受けたいです」と目を輝かせていた。

同高による特別授業は、10日に東海中学校でも実施される。


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