東海愛知新聞バックナンバー

 7月5日【日】

本物を見る前に!?

「動物」造形や写真で
おかざき世界子ども美博

岡崎市岡町のおかざき世界子ども美術博物館で4日、動物をモチーフにしたアート作品を集めた夏休みの企画展「動物大好き!―アートで出会い、玩具で創る動物たち」が始まった。8月31日まで。

「動物を身近に感じてほしい」と、動物を通して環境問題やエコロジーを訴える国内のクリエイターの作品約100点を展示している。

「動物のアートとの出会い」と題した会場の一角では、引き出し、コタツ、イスなど不要になった家具が、キリン、トラ、ライオン、ネコなどに見立てたカラフルなポップアートに変身。「ドウブツドカン」と題した木製の筒は、実際に筒の中をくぐって動物の目線を体感できる。

大分県の造形作家が制作したのは段ボール紙でできたゾウ、ウマ、ウシ、ペンギン。ほぼ原寸大という作品は、最も大きいゾウで高さが2メートル20センチある。

浜松市の大学教授が制作したカラフルな動物のペーパークラフトは、黒い色紙でシカを作るなどユニークな発想が親子の人気を集めている。

このほか、原寸大の動物写真、国内の動物園の紹介、動物にちなんだ海外の玩具などもそろう。

同館の担当者は「作品を見た後に動物園で本物の動物を見ると、違った一面が発見できて面白いと思います」と話している。

同展は午前9時から午後5時30分(入場は午後5時)まで。7月6,13日と8月17日は休館。市内の小中学生は無料。

同館は同展期間中の18日から8月23日まで、作品の制作者らを招いたワークショップを計6回開く。詳細は市ホームページなどで紹介している。


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