東海愛知新聞バックナンバー

 1月22日【木】

雛のまつり

市民寄贈の120点
表装修復の押絵雛
庶民が飾った土人形
来月7日から岡崎市郷土館

3月3日の「桃の節句」に合わせて、岡崎市が所蔵するひな人形や土人形を集めた企画展「雛(ひな)のまつり」が、2月7日から3月8日まで市郷土館で開かれる。

この1年間に市民から寄贈された衣装雛、各地の土人形や、京都御所の紫宸殿を模した「御殿飾り」など、約120点を展示する。

主な展示品は昭和13(1938)年と30年の御殿飾り、38年の「屏風(びょうぶ)7段飾り」、1年間かけて表装を修復した「押絵雛」など。江戸末期から大正時代に普及したとみられる押絵雛は、岡崎藩主の子孫から寄贈された。

豪華な段飾りに手が出なかった家庭に普及したのが土人形。西尾市、碧南市、豊橋市などが主な産地で、「土雛」をはじめ、「花魁(おいらん)」「天神」「武者」など形もさまざま。衣装雛にない鮮やかな色彩が春を感じさせる。

同展は無料。時間は午前9時から午後5時まで。月曜日と2月12日は休館。


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